balailoのブログ

life and coffee

もうすぐ春が来る、君のいない春が

三月三日、ちょうど桜が舞い落ちる頃、私はまた卒業しました。

三年間弱オランダで暮らし、これからも仕事で滞在するつもりです。これからは、大学でも、研究室でもない社会人の生活が始まります。私の人生の歯車は、再び回り始めたのです。

新生活にはワクワクしますが、少し寂しくも感じます。それは、毎日のようにそばにいる友達も、あっという間に卒業し、それぞれの人生を歩き始めたからです。新しい始まりは、新しい別れでもあると実感しました。

当たり前のような景色が、ガラッと変わってしまいました。頑張って築きた関係な、一瞬で失ってしまいました。その人絆が切れるわけではないけど、違う道を歩み出せば、またいつどこでまた会えるかがわからなくなってしまう。人生は旅だから、いつかは別れが来るとわかっうているけれど、でも、今まで一緒にいた君達と別れることには、とても悲しく感じる。

そうだよね、これは、旅人である私が選んだ人生だもんね。時には選択し、時には流されて辿り着いた行先には、新しい経験や、関係が待っている。でも、また旅を始める時には、記憶以外に何も持っていけない。でも、私は旅を続けるしかない。限られた人生で、いろんなことを経験したいから、自分がどこまでいけるか試してみたいから。これは私が選んだ人生だから、自分の信じることを貫き通して、歩いていくしかないから。

でもやはり、僕の心の底では、君がいない春に少し悲しみを感じている。