balailoのブログ

life and coffee

その日、女帝に会ってしまいました

Prolog

ヨーロッパの女性は強いです。今回は、このポイントを説明するために、とある女帝について書いて行きたいと思います。

私は彼女と、Leiden Debate Unionという場所で出会いました。

学業が少しづつ落ち着いた頃、私は九大でやってたディベートという活動が恋しくなってきました。ライデンにもディベート部は存在しますが、ずっと行くのに戸惑いました。Leiden Debate Unionとは、ヨーロッパで名を知られてるディベートの団体です。そんなに上手い人の集まりに、こんな私でも入って良いのかと。。最終的には、やはり好奇心が恐怖心より上回り、彼らのトレーニングに足を運びました。

時間より早く着いてしまった私は、廊下でトレーニングを運営してるメンバーと少し話をしました。少しホッとしたのは、彼らは皆んな優しく、とても話易かったことです。ディベートの話も、ディベート以外の話も、何となく話があいました。

話が盛り上がってる最中、突然喋る声が止まりました。何か現れた様に、彼らは、同じ方向に目を向きました。その目線の先には、黒いコートと、さらに黒いワンピースを着ている女性が立っていました。さらっとした黒いショートの髪、れきっとした目つき、そしてその黒白の中唯一目立つ赤い唇。彼女とは随分距離があるものの、彼女からのオーラーが伝わってくる。私は一瞬凍った様な感覚でした。

他のメンバーは彼女の後ろに着いていき、教室に入りました。彼女はLDUのチーフトレイナーらしく、私たち新入生に簡単な挨拶をしました。新入生を歓迎する言葉を言いつつも、声のトンはスピーチする様な感覚で、低く落ち着いていました。少し距離感を感じたものの、なぜか尊敬する気持ちが心の中から湧いてきました。

最初のトレーニングの日でも、私はなぜかスピーチをする羽目になりました。少しシャイで、参加しようか迷ってた私に、彼女はこおいう「さっき学んだ理論は、水泳のビデオに過ぎない、もし上手くなりたいと少し思ったら、出来るだけ早く泳ぐべき」と言い、無理やり参加を求めてきてなかったが、なぜか参加したいと思いました。結果的には、自分なりにそれほど上手いスピーチではなかったけど、彼女はしっかり録音してくれて、ちゃんとフィードバックをくれました。彼女はチーフになる間、「強い女性」を育つことを目的としているらしく、女の子でも強くプッシュするが、頑張る女の子には、細かく、熱心に指導してくる。多分彼女自身が強い女性で、優秀なディベーターだからこそ、このスタンスをとったかもしれません。正直このスタイルに合うかどうかわからないが、何となく、彼女に着いて行ったら、より良い自分になれるかなと、私は思い始めました。

この様なチーフと、この様な部活に出会い、何がまっているかわからないが、少し期待し始めました。

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ちょっとふざけ、ラノベ半分のスタイルで文章書いてみました。チーフさんも、文章ほど怖くありません(笑)しかしライデンディベート部はオクスフォードほど膨大な組織ではないが、EUとか、他の大会でブレークした人の比率がかなり高い(その中に女性の活躍が特にすごい)。チーフさんも、今年AthenのEUDCでメジャーブレイクを果たしました。でもディベートを聞きましたが、本当に半端ないクオリティでした。。。この様な組織でやっていけるか。。と少しは心配しました。そんな私の心配に全く気づいてない様に、チーフさんは勝手に私を10月の大会に出そうと言いだしました。。同じくプッシュされたのは、高校時代経験のある香港の女の子でした。まだ名前の知らない人を一緒に大会にでさせると言う行為、さすが「女帝」は「女帝」ですね(実は私たちまだこの部活に参加するかどうか決めてないんですけど。。)。

以上がLDUでの体験でした。

(正直彼女に読まれるのが心配ですので名前は隠します笑)